4月の声を聞くと、さりげなく心が温かくなります。
暦の上では春ですからね。
15℃を超えた日は、このまま一気に春らしくなるのかと思いきや,
ジャケットに身を包んだり、暖への山越え中と言ったところでしょうか。
寒さに震えることはなく、四季を最も楽しめる季節ですね。
この季節の風物詩は桜です、桜と言えばソメイヨシノが印象的です。
どうして、ソメイヨシノは、全国一斉に開花して散っていくのでしょうか。
開花から満開までの日数が、九州から関東までは約7日、
北陸から北海道までが5日ほどで、同一な生物活動をしています。
何故か、それは、ソメイヨシノはクローンだからです。
江戸時代後期に植木職人によってつくり出されたのですが、
ソメイヨシノ同士では交配できず、接ぎ木でしか殖やせませんでした。
ゆえに、ソメイヨシノは1本の原木から接ぎ木によって増えていった、同じ遺伝子を持つクローンなのです。
これも又は、技術の日本の技と言えるのかも知れません。
クローンと言う目線で楽しむソメイヨシノも、何か感慨深いですね。